浪江町の商工業再建について

先ほど、福島県浪江町の商工業関係者の話を聞かせていただく機会を得た。商工業の再建は難航しているようだ。

その原因となっている一つはコミュニティー自体の喪失にある。つまり、各事業者が個別の復旧を優先させた結果、それぞれの状況に分散してしまい、全体の合意形成が難しくなっているとのこと。

この点において熊本地震でもこれら問題点を明確にしておかないと同じ轍を踏んでしまう可能性が高い。被害の大きかった地域の再生には相当な困難が付きまとう。

これら問題を回避するためには、その地域における将来の町づくりのビジョンの明確化とコミュニティー再構築のための連絡網の充実、文化的価値に関しての再考などやるべきことは多い。

しかし、そういったソフトウェアー的復興に関しては人材も予算もほとんど割かれていないというのが実態の様だ。

このため「仏作って魂入れず」という状況になる可能性が高い。

手前みそになるが、理事長を務めている「よか隊ネット熊本」ではそういった観点から「つながるカフェ」などの活動を行っているが、そのような活動は今後もさらに重要になってくるはずだ。

© 2017 熊本復興大学 All Rights Reserved. Designed By DELTA WORKS