復興活動に携わってみての所感

色々な復興支援活動に関わってみて感じるのは、支援を受ける側、手を差し伸べる側双方における意識の違いだ。意識というか価値観の違いと言ったほうがいいかも知れない。

前提としている支援という概念自体にズレがあり、埋めていくことが難しい。

それではどうしてそれらの概念に齟齬が生じるのかだが、概ね現状分析の定量化がなされていない事もその原因と成っているだろう。

つまり、被災者が何を望んでいるのか?

この事を定期的にリサーチしなくてはいけない。そのうえで、刻々と変わっているニーズを明確にしていく行為を被災者側でも行わないかぎり、手を差し伸ばす側も何をすればいいか分からないという状況に成ってくる。

そうして、被災者、行政、政府、企業、様々なレイヤーにおける膠着状態が生まれる。

それぞれはそれぞれに対して誠意をもって援助したいと思っているが、具体的に何をすべきかが形にならず、ややもすると一方通行の援助に成ってしまう可能性がでてくる。

これらの膠着状態は複雑になった社会構造などもその原因となっているし、その延長としての行政システムの問題もあるかも知れない。

イレギュラーな状況にそれらシステムが対応出来ない状況があるだろう。

これはやはりシステムに問題があるのであって、そこで日夜努力されている方々に問題があるのではないはずだ。

実際行政に携わる皆さんと仕事することも多いが、彼等の日常の仕事量は震災以降大幅に増えた状況にあって、休みもなかなかとることが出来ない状態が今でも続いてる。(私が知ってる範囲ではね)

話を戻せば、今の時点でのニーズ調査。これ重要なのではないか?ニーズを調査すると共に何を援助してほしいのか?といった具体的な意見も必要だ。

それらを実現出来ないか?と、思っている。

© 2017 熊本復興大学 All Rights Reserved. Designed By DELTA WORKS